2015年11月10日火曜日

Studio One で無料チップチューンサウンドを使いたい FL Studio 編

サウンドフォントを使ってどうにかチップチューンを扱えるようになりましたが、やはりどうせ使うならシンセの方が自由度が高くて望ましいのではないでしょうか。
なんとか32bit のVSTを使う方法はないものか?
jBridge というものを使えば良いらしいのですが、あれはシェアウェア。無料でという方針に反します。

などどもったいぶっても意味無いですね。タイトルでネタバレしてますし。

FL Studio はそれ自体がDAW として使える有料ソフトです。ただし一部機能を封印したデモバージョンとして期限無しで使えます。
この FL Studio 、ブリッジ機能を備えているので64bit 版でも32bit VSTプラグインが使えます。
そしてFL Studio 自身をVSTi として他のDAWで読み込むことができます。
つまりStudio One からFL Studio をVSTi として読み込むことでブリッジの代わりにしようというわけです。
この使い方なら多分デモバージョンとしての制約は関係ないので無問題。
では早速やってみます。

FL Studio をダウンロードしてインストール。特に問題なし。
まずは単体で起動してプラグインの設定をします。
オプションのファイルセッティングで開く設定ウインドウのプラグインズのところに有るマネージ・プラグインズのボタンをクリック。
開いたプラグイン・マネージャー・ウインドウでまずプラグインのパスをセット。
次に左上のスタート・スキャン・ボタンをクリック。
スキャンが終わったら使いたいと思っているプラグインのチェックボックスをチェック。
以上です。
FL Studio 自体をちゃんと使いたいのなら他の初期設定もちゃんとしておくといいでしょう。
では早速使ってみます。
インストゥルメンタル・トラックを作成して FL Studio を割り当てます。今回は三つの音源を使うので三チャンネル分です。

黒丸の部分はデフォルトではゼロになっていますが、マイナスの値を設定しないと冒頭部分の音が出なかったりします。詳しくは FL Studio のヘルプを読んでください。
次にフルーツマークを押して FL Studio の画面を出します。
最初にオプションのオーディオ・セッテイングを開きましょう。
Slave tempo と Record Automation をオンにします。これで VSTi として使う準備は終わり。
次にチャンネル・ラックウインドウへ移動。
音源名部分で右クリックします。
コンテキストメニューのリプレースをスコープすると、内蔵音源に加えてプラグイン設定でチェックボックスをチェックしておいた音源も表示されます。
この中から目的の音源を選びます。
次にミキサー・ウインドウに移動。
左上の黒丸の部分で音源をセットしたチャンネルをクリックして選択し、右下の黒丸部分で出力するチャンネルを選択します。
そういう仕様なのか、わたしの設定がまずいのかわかりませんが、FL1チャンネルには全てのチャンネルのミックスが出力されるようです。
各音源を個別に出力したいのならFL2以降を指定してください。
それからデフォルトでディレイとリバーブが入っているので、右下の小さな黒丸の部分のスイッチをオフにしてください。
FL Studio の方はこれでおしまいです。
Studio One のミキサーで使用する FL Studio のチャンネルを有効化。これで準備完了です。

最後に問題点というか注意点。
Studio One でプロジェクトを保存するとプラグインの設定なども保存されますが、FL Studio VSTi
に関しては設定の変更等は保存されません。毎回やり直しです。
デモバージョンだからなのか、そういう仕様だからなのかはわかりませんが。
そしてもう一点。ミックスダウンが使えません。何故か無音になってしまいます。わたしの設定がまずいんでしょうか。
ミックスダウンが出来ないんなら駄目じゃん、と言うなかれ。オーディオ・トラックへのバウンスは問題なくできるので使えないわけではないのです。
ほら、こんな風に。

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