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2013年7月13日土曜日

日露戦争(ジェネラル・サポート)

日露戦争はタイトル通りの日露戦争をテーマとする戦略級シミュレーションゲームです。
私が持っているのはひとつ前の版なので Windows7 にインストールするにはメーカーサイトにある方法に従わなければなりませんが、現在売られているものは Vista 以降に正式対応しているようです。
まあインストーラーが違うだけで中身は同じらしいですが。

ジェネラル・サポートは良く言えば硬派で本格的な、悪く言えばマニアックで地味なシミュレーションゲームのメーカーです。
ご多分に漏れずこれも地味です。しかも戦略級の本格的なシムなので、かなり面倒です。
同社製の太平洋戦記シリーズに比べればどうということはないのかもしれませんが、あれはもはや面倒くささの頂点を目指してるんじゃないかってシロモノですから。
そもそも戦域の広さや期間が違いますしね。

このゲームの最大の難点は基本設計の古さです。
ゲームのシステムは別に古くてもいいんです。この手のゲームのシステムなんてそうそう劇的に進化するもんじゃないですから。
問題はインターフェイス。
なんとこれ、640x400 の固定ウインドウ。解像度の選択なんて出来ません。もちろん全画面モードも無し。更にはウインドウの最大化にすら対応していない。
Windows3.1レベル、というより解像度からして PC-9801 レベルですかね。
昨今のワイドな画面にぽつんと小さなウインドウが出てくると物悲しくなってきます。

そんなゲームですがもちろんいいところだってあります。
それは、海戦で衝角攻撃ができる、ということです。
確かにこの時代、大砲の射程と威力の向上や機関の進歩による速力の増加により衝角攻撃は実行不可能でした。
近づく前にボコボコにされますし、高速で動く敵艦の横腹にうまく当てるのも困難でしたからね。
史実の日露戦争でも衝角攻撃は行われていません。
ですが日露戦争に参加した艦艇に衝角を装備したものがあまた存在したのも事実。ならば実際にやれるかどうかはともかく、ゲームの仕様として衝角攻撃ができるようにしておくのは正しい選択といえるでしょう。

さすがはジェネラル・サポート。いい仕事をしています。
最近発売された鋼鉄の騎士Ⅱ文庫版がちょっと日和った感じなのが逆に残念。

2013年5月1日水曜日

Ironclads Anthology 続き

ゲームのことを書くんならもう少しゲームの内容に詳しく触れるべきだと知り合いに言われた。
広告やレビューやってるんじゃないんだから別にいいんじゃないかと思うんだが。
洋ゲーの場合 YouTube で探せば大抵プレイ動画が見つかるもんだし。

これが起動画面。

















New Gameを選ぶとこの画面。
4作品の中からプレイしたいゲームを選択。
















 プレイする陣営と難易度の選択。
難易度のところにカーソルを当てると説明が表示されるので、それを参考に難易度を選択するといいだろう。















 港。
艦の売買や修理を行う。
艦種により保有数の上限があるので、モニター艦だけで不沈艦隊を作るなんて無茶はできない。






艦隊編成画面。
一艦隊が最大五隻で、最大三艦隊編成可能。









編成が終われば出撃です。
戦闘はガチで二時間。ゲーム内時間と実時間は同じです。接触するまでの移動時なんかは時間加速できますが。
初期配置で彼我は対峙する位置関係にあります。従って最初の接触は反航戦になるでしょう。そして戦いが始まると3つのことに気付かされます。

第一、射程が短い!
それこそ指呼の距離になるまで撃ってくれません。

第二、命中率が低い!
ほとんど接触するんじゃないかって距離でも命中率が五〇%程度です。どこぞのカメさんチームの砲手並みです。

第三、発射間隔が長い!
反航戦の場合、一度か二度発砲するのが限度でしょう。

そんなわけなので反航戦を繰り返すなんてことをやってては埒が明きません。なんとか同航戦に持ち込んで殴り合いをしましょう。
あるいは衝角攻撃です。衝角攻撃です。衝角攻撃です。

 同航戦で撃ち合ってます。










 残念ながら撃ち負けました。











戦いが終わると戦果に応じて資金が追加されます。
港で損傷艦を修理をしたり、艦を買い足して戦力を強化したりして、次の戦いに進みます。
以下その繰り返しです。

2013年4月29日月曜日

Ironclads Anthology で衝角攻撃をしよう

IronClads Anthology はシリーズ4作品をまとめたもので、以下の四作がプレイ可能。

・ High Seas (南北戦争。アメリカ合衆国 Vs. アメリカ連合国)
・ Schleswig War (シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争。プロイセン王国 Vs.デンマーク)
・ Anglo-Russian War (不明。英国 Vs.ロシア)
・ Chincha Island War (チンチャ諸島戦争。スペイン Vs. ペルー)

他にクイックバトルに相当するカスタム・バトルも選択可能。

ゲームはリアルタイム海戦シミュレーション。
リアルタイムというとせわしないという印象を受けるが、攻撃の判断や実行は自動化されているので、プレイヤーがすることは操舵と出力指示で艦隊の運動をコントロールするだけ。
逆にすることが少なすぎて退屈だと言われるかもしれない。
戦略目標や作戦目的の無い、純粋に海戦を楽しむものなので達成感もないし。

しかし、このゲームは衝角攻撃ができる素晴らしいゲームです。それだけでプレイする価値は十分です。
実際砲撃だけじゃなかなか沈んでくれないので、衝角攻撃は必須です。

字だけでは地味なので最後に奇形艦の画を。

煙突がついて、もう文鎮には見えません。
モニター艦の別ヴァージョン。
衝角を装備した装甲艦。カスタム・バトルでしか使えないのが残念。
衝角の無い装甲艦。画の比率が違うのでわかりにくいが、小型です。



2013年4月27日土曜日

Ironclads American Civil War

Iron Warriors の起動問題があったのでインスト済みで放置しているゲームをチェックしてみることにした。

Ironclads American Civil War は Ironclads Anthology という Ironclads シリーズ5作品のセット販売品の中の一作。
他の4作品はゲームシステムが同じだったのでひとつにまとめられているのに、これだけシステムが違うので別扱いになっている。

ゲーム内容は、南北戦争を題材としたターン制の蒸気船による艦隊戦シミュレーション。
作戦目標や戦略要素などの無い、純粋に艦隊戦を楽しむものです。
達成感の無い退屈なものとも言えますが。

プレイしてみた感想は、面倒の一言に尽きる。
ターン制のシステムに中途半端なリアルタイム性を入れたせいですね。他の4作品がこのシステムを捨ててリアルタイムシミュレーションにしたのもうなずけるというものです。中途半端はいけません。

とはいっても駄ゲーと切って捨ててしまうのもためらわれます。
第一に、こんな奇形艦が登場するゲームはそうそうないということ。
文鎮じゃありません。モニター艦です。
ステルス艦じゃありません。装甲艦です。

さらに、最も重要なことですが、衝角攻撃ができる。衝角攻撃ができるのです。
男ならやっぱり衝角攻撃ですよね。ちまちまと大砲で撃ち合うなんて腰抜けのすること。衝角で横っ腹をドカンとえぐってこそ男というもんです。  「宇宙の海は俺の海」なんです。

衝角攻撃ができるというすばらしさの前では、面倒くささなど気にもなりません。