日露戦争はタイトル通りの日露戦争をテーマとする戦略級シミュレーションゲームです。
私が持っているのはひとつ前の版なので Windows7 にインストールするにはメーカーサイトにある方法に従わなければなりませんが、現在売られているものは Vista 以降に正式対応しているようです。
まあインストーラーが違うだけで中身は同じらしいですが。
ジェネラル・サポートは良く言えば硬派で本格的な、悪く言えばマニアックで地味なシミュレーションゲームのメーカーです。
ご多分に漏れずこれも地味です。しかも戦略級の本格的なシムなので、かなり面倒です。
同社製の太平洋戦記シリーズに比べればどうということはないのかもしれませんが、あれはもはや面倒くささの頂点を目指してるんじゃないかってシロモノですから。
そもそも戦域の広さや期間が違いますしね。
このゲームの最大の難点は基本設計の古さです。
ゲームのシステムは別に古くてもいいんです。この手のゲームのシステムなんてそうそう劇的に進化するもんじゃないですから。
問題はインターフェイス。
なんとこれ、640x400 の固定ウインドウ。解像度の選択なんて出来ません。もちろん全画面モードも無し。更にはウインドウの最大化にすら対応していない。
Windows3.1レベル、というより解像度からして PC-9801 レベルですかね。
昨今のワイドな画面にぽつんと小さなウインドウが出てくると物悲しくなってきます。
そんなゲームですがもちろんいいところだってあります。
それは、海戦で衝角攻撃ができる、ということです。
確かにこの時代、大砲の射程と威力の向上や機関の進歩による速力の増加により衝角攻撃は実行不可能でした。
近づく前にボコボコにされますし、高速で動く敵艦の横腹にうまく当てるのも困難でしたからね。
史実の日露戦争でも衝角攻撃は行われていません。
ですが日露戦争に参加した艦艇に衝角を装備したものがあまた存在したのも事実。ならば実際にやれるかどうかはともかく、ゲームの仕様として衝角攻撃ができるようにしておくのは正しい選択といえるでしょう。
さすがはジェネラル・サポート。いい仕事をしています。
最近発売された鋼鉄の騎士Ⅱ文庫版がちょっと日和った感じなのが逆に残念。
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