2013年7月29日月曜日

BCLラジオ、続き

ANDO ER4-330SP というやつを見つけた。
発売元は日本の会社なんだけど、その実態は中国製。TECSUN BCL-2000 の日本仕様ということらしい。
らしい、というのは実際よくわからないから。

このシリーズの最初の製品、ER4ー330S が BCL-2000 の日本仕様だというのは確からしい。

次に出た ER4-330SA は ER4-330S をAC電源対応にしたもののようだ。電源用トランスとかを内蔵したせいで重量が200g ほど増加している。

そして現在の ER4-330SP。AC電源をACアダプター方式にすることで本体を軽量化している。

この流れだと変わっているのは電源周りだけということになる。
でもその間に本家では後継機の BCL-3000 が出ているわけで。
だったら中身もそっちに変えていないんだろうか、という疑問が出てくる。量産効果とか考えるとわざわざ旧仕様の基盤とか作るんだろうかと。
ただ中国のことだから過剰生産した在庫部品を処分的に流用してるって線も十分考えられる。

だいたい本家の BCL-2000 と BCL-3000 は外観も同じでボタンやつまみの増減がない。どこが変わったのかわからない。TECSUN のサイトにもどこが変わったのかなんて書いてないし。

普通なら新機種は旧機種とここが変わったって、積極的にアピールするものなのに。ユーザーに不親切ってのはチャイナスタンダードなんだろうか。

2013年7月24日水曜日

BCLラジオ、あれこれ

短波ラジオが欲しいな、とふと思った。
でも今短波ラジオっていうとチャイナボカン製しかない。
台湾製や南朝鮮製ってのもないわけじゃないけど、主流はチャイナボカン。
中国製である程度信頼できるものというと、汎用集積回路を使ったものしかない。
ということはDSP式か、PLLタイプということになる。

そうなるとTECSUN PL-660 の一択かなぁ、性能的に言って。
そう、確かに性能は申し分ない。
でもデザインがね。あのいかにもポータブルラジオっぽいデザインがいただけない。
スペックが戦力の決定的要素とは言えないんです。気分、雰囲気といったものも大事なんです、ラジオには。
少なくとも前面チューニングダイヤルは必須だと思うんです、BCL短波ラジオには。

ということで次点が Redsun RP3100 。ただしこれ、売ってる店がみつからない。ひとつ前の 2100 ならあるんだけど。
メーカーサイトみたいなのも見つからないんで情報がない。製造中止にでもなったんだろうか。
よって次点は空席で、次々点が Redsun RP2100 。

候補としてはこんなとこなんだけど、でもいまいち気分が落ち着かない。やっぱりラジオはアナログでしょう、っていうのが捨てきれない。
わかってはいます。デジタル式の方が性能、安定性ともに優れているってのは。 
でも性能が戦力の決定的要素とは言えないんです。気分、雰囲気といったものも大事なんです、ラジオには。

ということで番外の候補、 TECSUN BCL-3000 。
中国製でアナログというのはかなり不安要素ですが、アナログといっても最近は汎用ICとかを使うからまぁ大丈夫でしょう。

結局どれも帯に短しタスキに長しといったところで決定打に欠ける。さて、どうしたものか。

2013年7月13日土曜日

日露戦争(ジェネラル・サポート)

日露戦争はタイトル通りの日露戦争をテーマとする戦略級シミュレーションゲームです。
私が持っているのはひとつ前の版なので Windows7 にインストールするにはメーカーサイトにある方法に従わなければなりませんが、現在売られているものは Vista 以降に正式対応しているようです。
まあインストーラーが違うだけで中身は同じらしいですが。

ジェネラル・サポートは良く言えば硬派で本格的な、悪く言えばマニアックで地味なシミュレーションゲームのメーカーです。
ご多分に漏れずこれも地味です。しかも戦略級の本格的なシムなので、かなり面倒です。
同社製の太平洋戦記シリーズに比べればどうということはないのかもしれませんが、あれはもはや面倒くささの頂点を目指してるんじゃないかってシロモノですから。
そもそも戦域の広さや期間が違いますしね。

このゲームの最大の難点は基本設計の古さです。
ゲームのシステムは別に古くてもいいんです。この手のゲームのシステムなんてそうそう劇的に進化するもんじゃないですから。
問題はインターフェイス。
なんとこれ、640x400 の固定ウインドウ。解像度の選択なんて出来ません。もちろん全画面モードも無し。更にはウインドウの最大化にすら対応していない。
Windows3.1レベル、というより解像度からして PC-9801 レベルですかね。
昨今のワイドな画面にぽつんと小さなウインドウが出てくると物悲しくなってきます。

そんなゲームですがもちろんいいところだってあります。
それは、海戦で衝角攻撃ができる、ということです。
確かにこの時代、大砲の射程と威力の向上や機関の進歩による速力の増加により衝角攻撃は実行不可能でした。
近づく前にボコボコにされますし、高速で動く敵艦の横腹にうまく当てるのも困難でしたからね。
史実の日露戦争でも衝角攻撃は行われていません。
ですが日露戦争に参加した艦艇に衝角を装備したものがあまた存在したのも事実。ならば実際にやれるかどうかはともかく、ゲームの仕様として衝角攻撃ができるようにしておくのは正しい選択といえるでしょう。

さすがはジェネラル・サポート。いい仕事をしています。
最近発売された鋼鉄の騎士Ⅱ文庫版がちょっと日和った感じなのが逆に残念。