2013年8月11日日曜日

TECSUN BCL-3000 購入

懸案だった短波ラジオは結局 TECSUN BCL-3000 を購入しました。
候補に挙がっていたものの中では最も性能が低いものです。アナログ式だから。
同じ値段でほぼ同じ仕様のデジタル式(当然性能はアナログ式より高い)があるのになんでだ、と周りから突っ込みまくられました。
ちゃんと理由は説明したのに誰もわかってくれない。
闘う男燃えるロマンってヤツがわからない連中だ。

短波ラジオの楽しみとは何か?
もちろん局を受信して聴くことです。
でもそれだけなのか?
断じて否!
目的だけが楽しみだなんて無粋者です。目的だけでなく手段も楽しんでこそ男のロマンです。
つまり受信のためにラジオを操作すること、チューニング操作も大事な楽しみです。

そこのところを考えれば、アナログ式の一択しかありません。
デジタル式にもチューニングダイヤルはついていますが、結局あれはなんちゃってチューニングに過ぎない。
ダイヤルの回転をステップ数に変換して、受信周波数をステップ移動させているだけですからね。
要するにステップアップ/ダウン・ボタンを連打しているのと同じです。
そんなのが楽しいですか?
本当の意味でチューニング操作が楽しめるのは、アナログ式だけです。

で、 BCL-3000 の感想ですが。
惜しいですね。アナログラジオにとってチューニングダイヤルは命といってもいいほど大事なパーツなんですが、その作りが甘い。チャイナクオリティそのものです。
以前ソニーのスカイセンサー5800という昔のBCLラジオを触らせてもらったことがあります。
経年劣化でかなりチューニングダイヤルにガタがきているという話でしたが、このラジオよりはましだったように思います。
ソニータイマーという言葉もなく技術のソニーと讃えられていた頃のソニー製品との比較とはいえ、経年劣化ですら補えないほど作りが甘いというのはどうなんでしょうね。

工業技術力は昔に比べ向上してるってのに、あそこは全力で見逃す、ではなくて、全力で手を抜くってお国柄だからなぁ。

そういう不満はありますが、それでも楽しいです。中国製なのはわかっていたんですからチャイナクオリティなんて今更です。あえて気にしません。
人間、どんなことにも慣れてしまう生き物なんですから、このチャイナクオリティのダイヤルにもじきにに慣れるでしょう。

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