2014年2月20日木曜日

太平洋戦記3 嗚呼栄光の三段空母


太平洋戦記3 は太平洋戦争を題材とするジェネラル・サポートの戦略級シミュレーションゲームです。
戦略級だけあって面倒なゲームです。戦いのことよりも資源の採掘や輸送なんかに頭を悩まされます。おまかせモードみたいなのが是非欲しいところです。まぁそういう面倒なところこそ醍醐味だなんていう人もいますが。

そういった面倒さとは別に、かなり難しいゲームでもあります。史実で最初から勝ち目など全く無かったわけだから当然ですが、とにかく勝てない。前作(太平洋戦記2)でもニューギニアで航空戦力をすりつぶして継戦不能になり、ギブアップしました。

なのになぜ性懲りもなく買ったのか。それは三段空母が使えるからです。

加賀や赤城が三段飛行甲板から全通甲板に改装されたのは太平洋戦争開戦前、従ってこれまでの太平洋戦争のゲームに三段空母は登場しませんでした。
ですがこのゲームでは使えます。素晴らしいことじゃないですか。これを買わずして何とする。


さて、実際に三段空母を使う方法ですが3つあります。

一つはエディターで加賀と赤城の艦型を「~新造」に変更すること。
でもこれは邪道です。エディターは最後の武器、安易にやたらと使うものじゃありません。

二番目は、「帝国国防方針」のシナリオを選択することです。
このシナリオでは加賀と赤城は改装されること無く新造時のままです。まさに三段空母コンビを使うためのシナリオと言えましょう。

さて、最後の三番目の方法ですが…。
既に書いた通り2番目の方法が三段空母う使うための王道です。
でもこんなのじゃ物足りない、もっともっと三段空母を造って三段空母機動艦隊を編成したい、という欲求が無きにしもあらずだったりします。
かと言って正規空母の量産は時間と資源がかかりすぎて実用的ではありません。
そこで「ライジング・サン」のシナリオの出番です。
このシナリオには加賀型が二隻、赤城型が四隻も登場します。しかも最初に艦型を変更できるのです。
これで合計六隻の三段空母機動艦隊の結成も夢じゃなくなります。
もともとこのシナリオは歴史のIFを楽しむ仮想シナリオですらない、妄想シナリオみたいなものなので、これくらいの遊びは許されるんじゃないでしょうか。


最後に三段空母のデメリットについて。
パラメーター的に言って搭載機数がやや少なくなるというのもありますが、最大のデメリットはやはり飛行甲板の短さでしょう。
零戦・99艦爆・97艦攻なら運用できますが、彗星・流星・天山・烈風といった新型機は使えません。
でもそれって気にするほどのデメリットでしょうか。史実では烈風は未完成。彗星や流星は稼働率が悪く、たまに動いてもスペック通りの性能は発揮できずじまい。
天山にしても敵の防空能力の向上が性能向上分をあっさり帳消しにしてしまいました。
所詮ゲームはパラメーターなので史実と違って影響はあるでしょうが、新型機が完成するまでちんたら戦ってるようでは勝てない気がするんですけどね。
まぁまだプレイ途中なのであまり大口を叩くのやはやめておきます。そう簡単に短期決戦にできたら苦労はないですし。